ホンダ除雪機HSS760n(JX)クロスオーガの上抜きによるエンジンオイル交換

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 我が家の除雪機はホンダのHSS760n(JX)で、クロスオーガタイプです。小型・パワフルであり、我が家の冬には欠かせないマシーンです。出動は年に10~15回程度で、とりわけ大雪の翌日、市の除雪車が入ったあとでは家から出られないほど雪が寄せられていることもあるのですが、除雪機があれば短時間で除雪することができます。腰痛持ちの私にとって、なくてはならない存在です。

エンジンオイルの交換方法

 購入から2シーズンが経過したので、販売店からの指示通りエンジンオイルの交換をしようと思いました。オイル交換の作業は

  1. 古いエンジンオイルを排出する
  2. 新しいエンジンオイルを給油する

の2つの工程があります。

 古いエンジンオイルを排出する方法には大きく分けて2通りあります。排油ボルトを外してオイルタンクの下側から抜く方法と、オイル交換をするためのポンプを用いてタンクの上側から抜く方法です。取扱説明書には下側から抜く方法が示されていますが、こちらは途中であちこち汚れやすそうであることと、シーリングワッシャー(下図参照)と呼ばれる部品も交換しなければならないことなどがあり、難易度が高そうだなと感じました。

取扱説明書より

 上から抜く方法なら素人の自分にもできそうな気がしたのでトライしてみました。

エンジンオイル交換の準備

 必要なものは、タンクの上側から抜く道具であるオイルエキストラクターと、エンジンオイルです。

オイルエキストラクター

 オイルエキストラクターはアストロプロダクツの以下の商品を購入しました。我が家の除雪機のエンジンオイル容量は0.6Lですので、オイルエキストラクターのタンク容量は1.6Lの物を購入しました。

一式を並べたところ

 車で行ける範囲にアストロプロダクツのショップがあったのでそこで購入しました。ショップが近くになければインターネットでも購入が可能です。

エンジンオイル

 エンジンオイルは種類が豊富で、私にはそれらの知識がなかったので、ホンダ純正のものを買いました。

ホンダ純正オイル

 近所のホームセンターで売っていた商品は「これは売り物なのだろうか?」と思えるほど缶のサビがひどく不安があったので、楽天市場にある以下のリンクのショップから購入しました。私が購入したときは値段がホームセンターとほぼ同じ1500円弱で送料無料でした。


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 オイルエキストラクターには直径8mmと10mmの2本のホースが付属していますが、8mmの方を使いました。

本体とは付属の10mmアダプターを介して接続します

 タンクには0.6Lごとに目盛り線が付いていますが、油性マジックで0.1Lずつの補助目盛を書き込みました。

油性マジックを使いましたが、インクののり具合はよくありません

古いエンジンオイルを排出する

 さあいよいよオイル交換をしようと思ったのですが、出鼻をくじかれます。オイル給油キャップが固すぎて回らないのです。仕方がないので滑り止め付き軍手(いわゆるイボ付き軍手)の上からモンキーレンチで挟んで左へ回し、ようやく開けることができました。そして給油キャップの先を見てみますと。。。!?なんだかあまり汚れていないようにも見えます。

オイルキャップをペーパーで軽くふき取ったところ
真ん中付近にすすけたような黒ずみが見えます
あまり汚れていないようにも見えます

 なんだこれなら交換しなくてもいいのではないか。一瞬そう思いましたが、黒ずんでいるところもあり、せっかくここまで準備したのだからと意を決して交換作業に入ります。

 直径8mmのホースを入れていきます。最初はなかなか入っていきませんでしたが、動かしながらねじ込んでいくと、最終的にはホース先端から概ね30cmほど入っていきました。そしていよいよポンピング開始です。

みるみる抜けていきます。粗方抜けるのに1分かかったかどうか。
使用後はホースが真っ黒に汚れてしまうのかと思っていましたが、オイルがサラサラしているのか思ったほど汚れが残っていません。

 数回ポンピングするとあれよあれよの間にどんどん抜けていきますが、最後の1滴まで吸い上げるぞ!という気持ちでやっていましたので、最後は何度もポンピングしました。トータルでポンピング開始から5分くらいはかかったでしょうか。

 排出した古いエンジンオイルです。当初の予想に反して真っ黒です。交換してよかったと思いました。

排出作業終了直後

 除雪機のタンク容量が0.6Lなのに、実際に吸い上げた量を見てみると0.6L以上あるように見えます。しかし実はポンピングで負圧がかかり過ぎて、タンクの側面がへこんでいたのでした。タンクはしっかりとした材質でできているのに、大気圧の力はすごいです。タンクのコックを外してしばらく放置するとタンクは元の丸い形に戻りました。抜けた量は0.6Lジャスト!ほぼ全量抜けたことになります。上側からでもちゃんと抜けたのでホッとしました。

新しいエンジンオイルを給油する

 さあ、次は新しいエンジンオイルを給油していきます。するとここで再び大ピンチが訪れます。オイルジョッキを持っていなかったのです。給油口は細くて斜めになっているので、缶の注ぎ口から給油口に流し込むことは相当に困難です。

 安いものだと500円までで買えそうですのであらかじめ買っておけばよかったと後悔しました。何とか代用できるものはないだろうか。。。しばらく頭をひねって考えたのが、牛乳やコーヒーの紙パックです。次のようにカットして給油口に差し込んでみると、、、なんだかいい塩梅です!

底面の4分の1だけ切り取ります。写真は切り取った残り。
紙が折れている注ぎ口の部分もカットしました。
先端を正三角形に折って給油口に差し込みました。

 それでは0.6Lの新しいエンジンオイルを注いでいきます。ペットボトルには予め目盛り線を入れて、量を計れるようにしておきました。

写真ではわかりづらいですが、50ml、100ml、400ml、500mlのところに茶色の目盛り線を書き込んでいます。

 付属の漏斗でまず0.5L計り取ります。

色はほうじ茶といったところでしょうか。

 さあ、いよいよ給油開始です。自作の装置(?)はうまく機能するでしょうか?

流し込み開始直後

 とてもいい感じです!割と奥まで差し込めたので、支えていなくても大丈夫なくらいです。残りの0.1Lも計り取り、今度は少しずつ様子を確認しながら注いでいきました。

残りの0.1Lを計り取ったところ

 給油キャップをねじ込まずに軽く給油口に差して、下の写真にあるねじのようになっている部分が全てオイルにつかるようになると適量入ったことになり、オイル交換は完了です。やはり新しいオイルは大変きれいでした。

ペーパーについたオイルの色は透明に近いです

 容積が600mlのペットボトルが作業後に見つかったので、排出したエンジンオイルを入れてみました。ここでも抜けたオイルの量がほぼ600mlであることが確認できました。取り出したオイルはかなり黒ずんでいて、新しいオイルとは全く色が異なります。

まるでコーラのような色です

廃油について

 古いエンジンオイルは各自治体が定める方法によってゴミとして出すこともできますが、除雪機のエンジンオイル程度の分量であれば無料で引き取ってくれる場所がいくつかあります。例えば、ガソリンスタンドやカー用品店です。無料で引き取ってくれるかどうかは事前に電話等で確認しておくとよいでしょう。今回の場合、1件目に電話したガソリンスタンドではエンジンオイルそのものは無料で引き取ってくれるものの、エンジンオイルが入ったペットボトルは返却すると言われました。2件目に電話した別のガソリンスタンドでは、その程度の量ならペットボトルごと引き取ることが可能だということだったので、そちらに持って行って引き取ってもらうことができました。

まとめ

 車のエンジンオイルも自分で交換した経験がない素人ですが、それなりに自分で納得できるような交換ができたように思います。オイルエキストラクターを次に使うのが恐らく2年後となりますので、タンクやホースの汚れをきれいにふき取り清掃しました。エンジンオイルは1L入りの缶ですので0.4Lほど残ってしまいましたが、とりあえずしっかりふたを閉めて保管しておくことにしました。


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プラウオンラインストア楽天市場店。こちらのサイトやYouTube動画も除雪機整備の参考にさせて頂きました。


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